マンション売却時の内覧で気を付けたいこと – マンション売却の流れ4

マンション売却時の内覧で気を付けたいこと

ある日、マンション売却を依頼していた不動産会社から「購入希望者がいます。明日内覧に行っていいですか?」と連絡が入りました。売り主にとっては待ちに待った瞬間ですが、内覧で不手際があったら売却が失敗することもあります。

実際にマンション売買の現場では、内覧まではスムーズに進むのに、なかなか契約に至らない物件があります。これらを防ぐにはどのようなことに注意しなくてはいけないのでしょうか?

内覧での嘘は一生の嘘になってしまう

内覧とは「販売中の不動産を買主が見学に来る」ことで、実際にマンションの状態が案内書通りなのか確認する作業です。

内覧には2種類あり、一つが「空き家の内覧」そして「住人がいる状態での内覧」です。販売マンションに住人がいないケースでは、案内や説明は全て仲介業者である不動産会社が行いますが、住人がいるケースでは買主は様々な質問を売主へ投げかけてくるでしょう。

売主としてはこのままスムーズに契約に進みたいのですが、中にはあまり知られたくない質問もあります。しかし、嘘をついてしまうと後に、大きな問題になることもあります。内覧での嘘は一生の嘘になってしまう可能性がありますので、事前によく考えて答えるようにしましょう。

内覧で質問される事柄とは

内覧でまず聞かれることは「どうしてマンションを売却するのか?」です。理由には様々なものがありますが、一例を上げてみましょう。

【印象の良い売却理由】

・売却して地方へ引っ越しする
・一戸建てへ買い替えする
・会社の転勤
・その他

これらは印象の良い理由です。

【印象の悪い売却理由】
・離婚する
・ローンが払えなくて仕方がなく売却する
・住人が死亡した
・近隣トラブル
・その他

このような理由では、きっと買い主も気が引けてしまうでしょう。またマンションの状態や生活環境もよく質問されます。

【内覧で聞かれる質問】

・水回りなど什器設備の状態
・湿気
・騒音
・近所付き合い
・学校
・買い物
・その他

など質問されますが、これらは正直に答えることが大切です。お風呂のボイラーが壊れていたり、雨漏れがしていたりする場合では、後から損害賠償を求められる可能性もあるので嘘を付くことは考えないで正直に説明しましょう。

内覧前には不動産会社とよく相談をする

不動産会社と媒介契約を交わす際に、物件の状態を確認するチェックシートを記入しますが、この時に問題があれば正直に担当者に伝えるようにします。

マンションの什器の問題であれば、「修理で対応」するか「値引きで対応」することもできます。また中には告知しなくても良いと判断される内容も含まれているでしょう。

特に近所の騒音や人間関係のトラブルは、当人の感じ方の問題が大きく、全てを告知する必要はありません。しかし、近所に大きな騒音を出す家庭があり、自分だけでなく他の家庭でも不愉快に感じているケースでは、告知義務が出てきます。

自分で判断するのではなく、仲介する不動産会社の担当者とよく相談して、内覧に挑んで下さい。

隠せば売れるとは限らないと覚えておこう!

窓からの雨漏れや害虫被害など、明らかに売主が告知をしなかったことで、買い主が被害を受けることがあります。このようなケースでは最悪裁判になり、悪質と判断されれば高額の賠償金を支払わなくてはならなくなりません。

問題を隠して売れても、それが原因で大きなトラブルに発展して意味がないのです。専門家である担当者の意見を聞いて内覧を乗り切りましょう。