マンション売却時においての値段の付け方と上手な値引き方 – マンション売却の流れ5

マンション売却時においての値段の付け方と上手な値引き方

マンションの売却において販売価格は、最も重要な要件になります。近隣相場と比較して高すぎると買主は現れず、安すぎると売主が損をします。また買主が現れても、そのまま成約になることは珍しく、多くのケースでは値引きを求められます。

マンション売却において上手な価格の付け方と、値引きに対する交渉術について解説します。

近隣相場からかけ離れない販売価格を設定する

マンションを売却するには近隣の相場を把握し、適切な販売価格を設定することが重要ですが、実際には相場よりも売主の意向が強く反映されることが多くなります。

例えば…近隣相場が1500万円の2LDKのマンションにおいて、仲介業者が1600万円を提案しても売主が了承せず、やむなく2000万円で販売するケースです。売主としては4000万円で購入したマンションなので、少しでも高く売りたい意向なのですが、売買は需要と供給の世界なので相場が1500万円であれば、特別な事情がない限り、買手が現れることはないでしょう。結局、このような物件は一定期間放置された末に値引き販売されることになります。

マンションの売却において販売価格は最も重要な要件です。自分で近隣相場を調べた上で、仲介業者と相談してかけ離れない価格帯で設定して下さい。

中古マンション売買では値引きは常識だと考えろ

ついに購入希望者が現れて緊張の内覧も無事に済みました。見た感じでは物件を気に入って貰ったようです。売主は「このまま契約へ…」と期待しますが、実際の取引では契約の前に値引き交渉が行われることが大半です。

不動産販売の現場において「価格交渉」は常識であり、買主にとっては少しでも安く物件を手に入れたいと考えています。値引き幅は10万円単位~100万円単位まで様々ですが、日本人は切りの良い数字を好むので、例えば1580万円の価格では、80万円の値引きを覚悟しなくてはいけません。

買主からの値引き要求を安易に断ることで、売買が不成立になることがあります。値引きを求められても冷静に判断して、交渉を継続するようにします。

値引きを考量した価格設定を行うことが大切

マンション売却で値引きは常識ですが、それによって売主が損失を受けないようにするには、予め値引きを予測した販売価格を設定するのも対策になります。

先ほども説明しましたが日本人は「切りの良さ」を好む民族なので、1580万円なら1500万円を望みます。また2360万円でも2300万円を要求するでしょう。そこで販売価格を設定する際に、値引き分の価格を上乗せするのです。もちろん近隣相場とかけ離れては意味がないので、その範囲内で調整します。

ある物件の話です。販売価格を2000万円に設定していました。内覧までは進むのですが、売り主が値引きに応じないことから、2件連続して契約には至りませんでした。そこで販売価格を2100万円にアップして、100万円の値引きをしたところ一か月後には売却できました。

単純に値引き分を上乗せすることで成功した例ですが、全てがこのように上手く進む訳ではありません。しかし販売価格を決める際には、値引き分を意識することが大切なのも事実です。